インターネットの普及率が、92%に達し、スマホの普及率も、70%に達し、生活に根付く一般的なものになってきたと感じるかと思います。
これだけ一般に普及しているので、当然企業にも普及しているだろうと考えがちですが、実は驚く数字があるので、ご紹介させてください。
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日本における企業の数
みなさんは日本にある企業の数はいくつかご存じでしょうか。
中小企業庁が発表している中小企業白書における2014年時点のデータをみると、
全体で359万社の企業が存在しています。
その中で大企業と呼ばれる企業は、1.1万社しか存在しません。
(イメージとしては、CMをしている企業や上場している企業を思い浮かべていただければ良いとおもいます。)
たった0.3%しか大企業はいないのです。
それ以外の99.7%の358万社は中小企業なのです。
ここで定義してる中小企業は
製造業であれば従業員300人以下
卸売・サービス業であれば100人以下
小売業であれば50人以下の企業のことを言います。
※細かい定義はありますが、本記事を読むにあたっては概ね上記のイメージで読み進めていただいて問題ありません。
企業におけるハードウェア、ソフトウェア導入率
これ以降に出てくるデータは、中小企業庁が出している中小企業白書の内容元に話を進めていきたいと思います。
業種別に見たIT導入状況です。
一見導入率が高いように見えますが、少し計算してみます。
使用する数字は、前述の中小企業数と全業種のハードウェア・ソフトウェア導入割合です。
ハードウェア(パソコン、スマートフォン)を導入して いない 企業数
358万社 × (100% − 75.6%)
= 87.352万社
ソフトウェア(情報システム、クラウド)を導入して いない 企業数
358万社 × (100% − 63.7%)
= 129.954万社
この数字に私は驚きを隠せませんでした。
日本にある約87万社がパソコンやスマートフォンを導入せず、約130万社が情報システムを導入していないというのが今の日本企業の実態です。
これは、企業への導入の話ですので、「従業員全員がパソコンを使っている」という話とは違うことをご理解ください。
全ての仕事がパソコンを使うわけではありませんので。
しかし、企業として商取引を行う上で、ITの活用は必要不可欠だと私は感じていましたが、
実態は、ITを活用せずとも企業運営が成り立っているという企業が多数あることを知る結果となりました。
企業における業務領域別のIT導入状況
次に、企業における業務領域別のIT導入状況を見てみたいと思います。
ここで注目すべきは「財務・会計」の部分です。
8割 も 導入されているじゃないか!
という部分ではなく、
2割 も 導入されていない!
という部分です。
先ほどと同様の数式を用いると、
358万社 × (100% − 81.8%)
=65.156万社
財務・会計の業務は、企業は利益を上げるために日々商取引を行なっておりまして、仕入れをした、お金を払った、売上が上がった、お金が入金された、などの取引履歴を記録し、決算書としてまとめ、報告するために、全ての企業において必ず必要になる業務です。個人事業主においても確定申告という形で財務諸表を作成することになります。
その業務を約65万社もの企業が、ITを導入せずに行なっているというのです。
さらに、上記のデータをみると約3割の企業(82万社)が会計ソフトを使用していないというのです。
会計ソフトだけを使っていないだけであれば、「取引数が少ないので、Excelで簡易的に作成しています。」という企業があっても少からず納得できますが、パソコンも使わず、会計ソフトも使用しないで、記帳しているとなると、私の頭では手書きで記帳しているという発想しかでてきません。
紙(振替伝票や元帳)と
鉛筆(ペン)と
電卓
を使って記帳するというのは気の遠くなるような話に思えてきます。
もちろん長年、経理業務に携わってきた方々にとっては朝飯前の事だとは思いますが、人間ですので誤りは必ず起きます。
数字が合わなかった時の、残業、決算期の休日出勤などを考えたら言葉になりません。
あとは税理士事務所に完全アウトソースしているパターンが考えられますが、税理士事務所にその作業が移っただけなので誰かが作業をしていることになります。会計ソフトを導入していない企業の会計処理をする税理士事務所って大変そう・・・
IT技術を利用しない理由
日本のIT活用の実態が少しわかったところで、活用するためには一定の投資が必要となりますが、
IT投資の重要性を企業の皆様はどのように考えているのかを見てみましょう。
「重要ではない」37.6%
「重要である」62.4%
重要でないと考えているから、ハードやソフトを
導入しないという考えになるのもわかる気がします。
これに関しては、別記事で、IT活用をしないとなぜいけないかという内容をまとめたいと思いますので、そちらをご覧ください。
この記事では、「重要である」と答えた企業に焦点を当ててみたいと思います。
上図右のグラフをご覧ください。
IT投資は必要だが多くの悩みがあることがわかります。
さまざまな理由が並べられていますが、これら全てに共通することとしては、
「正直 IT って よくわからん 」
だと思います。
よくわからないまま、ITを導入して会社の情報がどうかなってしまうと思ったら導入しない方がマシ。
と考えてしまうのもうなづけます。
この「よくわからん」というのを解決しない限りは、IT活用率をあげるのは難しいかと思います。
本日の提案
- ITを導入する事で、定型的な業務から脱却して、よりお客様のためになることを考える時間を増やしましょう。そのために、まずはIT活用を考えてみてはいかがでしょうか。
- IT導入となるとコストカットをイメージし、IT化したらその業務に携わっていた従業員をリストラしようと考える経営者様がたまにいらっしゃいます。
現在は、採用難で苦しむ企業様が多数いらっしゃいますので、可能であれば継続雇用し、業務内容の転換を図ってみてはいかがでしょうか。 - 「よくわからない」というこれらのご相談はお近くの商工会議所などで取り組みを行なっていると思われますので、相談するのも良いかと思います。(もちろん私宛の相談も歓迎いたします。)
IT活用のキーマンとなるCIOをご存知ですか?こちらの記事も参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
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フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。
普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。
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