御社のCIO代行 じゅんです。
ブログやSNSで情報発信に力を入れるようになって1年以上が過ぎましたが、情報発信をしているとインターネット経由での問い合わせやメッセージをいただくことが多くなってきます。
私自身がフリーランスということで発信しているので、特にSNSなんかでは、案件紹介のエージェント会社からメッセージをいただくことがかなりたくさんあります。
メッセージをいただくのは大変嬉しいことですが、やりとりをするなかで、かなり多くの会社のスタンスに違和感を持つ時があるので、ちょっとまとめてみようと思って、本記事を書きました。
フリーランスの方でエージェント会社経由でお仕事をしたことがある方であればかなり共感できる内容のはずです。もし、あなたが今後フリーランスを続けていくのであれば、ぜひ本記事を参考にしてください。
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wordとかExcelで職務経歴書・スキルシート書くのやめろ!!
フリーランスで業務を行っているITエンジニアの方(特に常駐型の案件)であれば、上記のような職務経歴書やスキルシートと呼ばれる資料を作らされた経験はありませんでしょうか?
これってめちゃくちゃ変じゃないですか?ダサいし。
フリーランスなりたての頃はこういうのが普通だと思ってたので黙って書いてましたけど、エクセルとかに書かせるのってマジで頭悪いなぁ~って途中から思うようになりました。
コンサルやるようになってからはパワポで作ってました
WordやExcelのスキルシートダサすぎて、見せるのやだなぁと思っていたので、PMOやコンサルタントをやるようになってからは、パワポでスキルシート・職務経歴書を作ってました。
ある程度は見やすくなって、お客様との初回の打ち合わせでも、具体的に事例の話や問題解決の話にまでなることが多くなって来ていたので少しはいいかなと思ってやっていました。
紙で持っていくのってお客様側も困ってますよ
私がフリーランスになりたての10年前などは、スマートフォンも発売されておらず、ネットワークやクラウドなどの環境も充実していなかったので、WordやExcelでスキルシートを作って、印刷してお客様のところに持っていって話をしたりしてました。
10年前や、ちょっとゆずって5年前くらいまではまだ許せると思います。
しかし、ここ最近の2,3年で考えたときに、
打ち合わせのときに資料を紙で印刷して持っていく
というこの流れに違和感を覚えたことありませんか?
今は一人1台PCが配布されているということは結構当たり前です。
会議もプロジェクタやディスプレイにつないで資料を見せながら話をするので、紙を渡すのは逆に失礼です。
個人情報や機密情報が書かれている資料に該当する場合は、渡せませんし、渡したとしてもお客様側でシュレッダー処理することになります。
このやり取り本当に意味あると思いますか?
お客様の業種や業態を考慮する必要はありますが、面談や打ち合わせのさいでも紙の経歴書を見ながら話すのではなく、パソコンの画面を見たり、大画面ディスプレイやプロジェクタに映しながら話すというのが
「当たり前ですよね?」
とあなたから言えるようにしましょう。
このくらいの提案力は最低限というか、結構当たり前にできないと、ただの作業員としてしかあなたは見てもらえません。
ITエンジニアはプログラミングができたり、設計書がかければ仕事があると思っている方も一定数いらっしゃると思いますが、システムをなんのために構築するのか?どのようなシステムであればお客様が喜ぶのか?という視点を持って、あなたから提案できるくらいの人材でないと生き残れませんよ
事務処理上、仕方なく書類が必要な時のみ作成しましょう
お客様企業の中には、事務処理上、形式上、社内で一般的な書式で管理しておくというルールが存在する場合があります。
というか結構あります。
実際にお仕事をする業務部門や情シス部門は、形式的な履歴書は不要と言いますが、契約を担当する管理部門と話をすると指定する書式で提出して欲しいという話になります。
この場合は、もう契約まで話が進んでいますので、その時は素直に作成して提出しましょう。
LinkedInかResumeに登録しましょう
では、wordやExcelがダメ、といった場合に何を使ってまとめておけば良いでしょうか?
1番のおすすめは、自分のメディアを持つことです。
自分でブログやWebページを作るか、ブログサイトにアカウントを作ってまとめましょう。QiitaやNoteなんかで良いと思います。
しかし、ブログで発信するのがめんどうだったり、とりあえず職務経歴書だけあればよいという人におすすめなのは、
linkedInかResumeに登録しましょう。
LinkedInはSNSなので、Facebookなどと同じイメージを持って貰えば良いです。LinkedInの良いところは、グローバルで見るとビジネスSNSとして認知度が高いという点です。グローバルで仕事をしたい場合は、英語表記でプロフィール登録するのがおすすめです。さらに、LinkedInの機能で気に入っているのが、履歴書のエクスポート機能があることです。
この機能を使うことで、印刷用の書式で出力してくれるので、ファイルで提出を求められたときにエクスポートして提出することができます。これは結構便利です。
Resumeは、ここ最近出てきたサービスですが、とても見やすく重宝しています。以下のURLから飛べるのでとりあえず見てみてください。下のURLは私のResumeです
名前出すのがいや?完全な言い訳です
このような話をすると実名をインターネット上に公開するのに抵抗があるという話をされる場合があります。
そんなときわたしはこう答えます。
じゃぁニックネームでもハンドルネームでもいいじゃないですか
あなたが有名人になりたい場合は別ですが、あなたのプロフィールや職務経歴書を見るお客様(主に企業の方)は、経歴を見ます。
名前がどうであれ、優秀なスキルや経験があればお仕事を依頼したくなります。
実際にお仕事を依頼する際は、打ち合わせや顔合わせをするので、その時に個別に実名などの情報を提示するようにして問題ありません。
いつまでも昔のままの仕事の仕方をしているベテラン勢はマジでいらない
もし、この仕組みに疑問を持たずに当たり前のようにこなしている人であれば、言われたことしかできない人
もし、問題視しているのにも関わらず、変えようとしない人であれば、提案力のない人
と捉えるようにしてOKです。
これは、年齢や社会人経験は関係なく、その人の仕事のスタンスです。
あなたに対して、「そうは言っても・・・」とか「そういう決まりだから・・・」とか「そんなこと考えたこともありませんでした!」とか言うような人がいたら、むしろ一緒に仕事しなくても良いです。
こういうエージェント会社だったら案件受けなくてもいいです。
企業のIT化を進める仕事をする私達ITエンジニア・フリーランスにも関わらず、いつまで経っても古い仕事の仕方をしている。
マジでやめましょう
必要な個人情報があれば契約時に提示する形で問題ありませんよね?
LinkdInやResumeなどのサイトを提示すると、名前や最寄り駅、出身地などの情報がないと言われることがあります。
それって必要ですか?
もし、お客様がその情報が重要であれば、別途必要情報を個別に送る形で問題ないはずです。
職務経歴書と一緒にある必要ありますか?
実際にお客様と一緒に仕事をするとBCPの観点から個人情報をお客様に提示する機会は多くあります。しかし、それは契約時もしくは契約後の共有でも問題ありません。これらのことから職務経歴書と一緒に記載されている必要性はどこにもありません。
嘘の経歴だったらどうするんですか?というバカな質問
提示されたサイトが他人のものだったらどうするんですか?
と言われたことがあります。
それはミーティングして内容について突っ込めば一発で嘘が見破れますし、もしすり抜けてプロジェクトに参画したとしてもすぐに外されます。
これは、私がプロジェクトメンバを面談して何人も見極めてきたのでわかります。
資格持ってるだけで仕事できないやつだなと感じた場合は、プロジェクトから外すので。
素晴らしい経歴があるあなたこそスキルシートをかっこよく見せるべき!
私はプロジェクトメンバを新規で参画させる時の面談なども行うので、今まで数千というスキルシートを見てきました。何十プロジェクトも経験しているベテランITエンジニアになればなるほど、溢れんばかりの量のスキルシートが出てきます。
そこで、いつも思うのが、もう少し見やすくまとめればいいのになぁと感じます。先程紹介したResumeなんかはとりあえず入力するだけできれいに作ってくれるので使いやすいと思います。
ベテランITエンジニアな人ほど、ワードやエクセルで書くのではなく、Resumeのようなサービスを使って作るようにしましょう。
注意ポイント
誰でもアクセスできるようなサイトに経歴をまとめるのはOKですが、注意ポイントがあります。
それは、仕事の内容を詳しく何でも書いて良いわけではないという点です。
このあたりがおろそかだと、せっかく実績を書いたのに、「守秘義務契約も守れないような程度の低い人」という見え方をしてしまいます。
お客様の名前や案件名は基本的にマスキング(わからないような言葉)しましょう
広告の仕事などどんどん宣伝してもらう方がお客様が嬉しい場合は、企業名や商品名、プロジェクト名などを出すのは問題ありませんが、
社内の業務改善や情報システムの刷新、などの企業内部に関するお仕事をする場合は、ほとんどが非公開情報になるはずです。
ミドルからバックの業務を取り扱うシステムに関する開発業務や運用業務の場合はほとんどが該当するはずです。
その場合、システムの名前やお客様企業の名前を公開することは、お客様が困る場合もでてきます。
いくらあなたが実際にやった成果だからと言って、すべての情報をオープンに公開してはいけないことを頭に入れておきましょう。
実際にどのようにマスキング(わからないような言葉)にすれば良いかがわからない場合は、わたしの実績ページなどを参考にしてください。
守秘義務契約を確認しましょう
あなたがプログラマーやソフトウェアエンジニアであれば、情報管理が最低限できているかどうかというのは見られます。
大切な情報資産を共有して一緒に仕事をするのに、プロジェクトの情報を勝手に公開するようなエンジニアとは誰も一緒に仕事をしたくありません。
スキルとか人間力とかいう以前の問題です。
あなたが契約する書類全てに目を通しましょう。守秘義務契約に違反するような行動はあなたの信用を低下させます。
本日の提案|WordやExcelでスキルシートを作るのはやめましょう!
・職務経歴書をワードやエクセルで作るのはやめましょう
・Resumeを使って自分の経歴をまとめましょう
・ワードとかエクセルで職務経歴書の提出を求めてくるようなエージェント会社とは付き合わなくてOKです
・それでも求められたら「いつまでそのやり方やってるんですか?」と返して、渋々提出しましょう
・英語版と日本語版を用意する時は、LinkedInを英語、Resumeを日本語、というように使い分けるのが良いです
じゅんのスキルシート・職務経歴書
ちなみに私のスキルシート・職務経歴書は先程紹介したResumeというサービスを使って以下のように作成しています。
参考にしてみてください!
投稿者プロフィール
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フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。
普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。
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