プロジェクトファシリテーターのじゅんです。
わたしはフリーランスとして10年以上システム開発プロジェクトや業務改善プロジェクト、社内統制プロジェクトなどさまざまなお仕事をさせていただいています。
その中で関わる人たちは、2人や10人の小規模なプロジェクトチームから、数百人の大規模プロジェクトチーム、数千人の従業員全員という規模までさまざまでした。多くの人たちと関わるとそれは多種多様な方々がいます。
そんな中で、ブレずに仕事をするというのは難しいものです。
その時に重要な軸となる考え方に「行動指針」があります。
私は、5つの行動指針に従って日々仕事に取り組んでいます。
全体を知りたい方は、以下の記事で紹介していますので、こちらをご覧ください
わたしが大切にしている5つの行動指針
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１．好奇心の塊である｜office Rootの行動指針
多くの物事に興味を持ち、想像力、探究心を持って、自ら考えること。
既成概念や固定観念にとらわれることのない自由な発想を持つこと。
今日紹介するのは、わたしが仕事をする上で常に心の中に持っている5つの行動指針の中から、
「１．好奇心の塊である」に関することを書いてみようと思います。
好奇心は、仕事に関するさまざまな興味関心を広げてくれる
私は周りのフリーランスの人に「どんなことにでも好奇心を持つこと」「好奇心の塊になること」を常々伝えています。
なぜそう言うのか。
「好奇心」を持つことが自分の興味の幅を広げ、いうなれば自分の可能性を広げてくれるからです。
とはいえ、森羅万象すべてに好奇心を持ちなさい！と言っているわけではありません。
あなたの仕事に関する目の前のことから始めれば大丈夫です。
例えば、今まで当たり前だと思っていたことに疑問を持って、「なぜ」こうなっているんだろう？と考えてみてください。世界が広がるはずです。
例えば、あなたが見ているこのブログのブラウザの仕組み、使っているパソコンやスマートフォンがどうやって動いているか？
あるいは、美容師や大工さんだったら、自分の使っている道具がどのように作られて、なぜこのような形になっているのか？
あなたの身の回りにあることに、まず「疑問」をもつこと。
それは、ITエンジニアであるなしは関係ありません。
あなたの身の回りにあることに「好奇心」をもって見ることは可能なはずです！
かくいう私も、最初はただの１プログラマでした。現在のPMO/ITコンサルタントに至ることができたのは、この好奇心でさまざまな物事をとらえてきたからなのです。
じゅんさんが経験した好奇心を持った行動
業界に入って最初の頃は、お願いされたプログラムコードを一つひとつ修正する作業をしていました。その目の前の作業をこなすことだけに必死になる毎日です。しかし徐々に作業に慣れ、余裕が持てるようになってくると、いろいろなところに気が回るようになってきます。
とくに私は、「自分の作っているプログラムがどのように動くのか」が気になりました。
ここでいう「動く」とは、プログラムが機械語にコンパイルされ、デジタル信号に置き換わり、そのデジタル信号はどのように処理され、ハードウェアやネットワークに流れていくのだろう？という全体の流れのことを指します。
おそらく、「動く」という表現だけで、ここまで想像することは普段の仕事の中では無いかもしれません。
それがここでいう「好奇心」の重要性なのです。
あなたの目の前に現れる「そんなこと気にする必要ないじゃん」という人間
さて、こういった「なぜなに」に関することを話すと、必ずといっていいほど
「そんなこと気にしなくても仕事は進むんだから、考えるなんて意味ないじゃん」という人が出てきます。
確かに日々の仕事には全くと言っていいほど関係ありませんし、改善にもなりません。むしろそんな疑問を持つことによって、業務外に仕事のことを考えたり勉強したりする分、効率は落ちる上に給料や報酬額は変わらないでしょう。
しかし、
こんなことを言う人がいれば私は、
真正面から答えます
「今は良いかもしれませんが、10年後のあなたの仕事は無いですよ」
と。
確かに、日々の仕事には全くと言っていいほど関係ありません。
むしろ、それをことをすることによって、業務外に仕事のことを考えたり、勉強したりする分、効率は落ちるし、その分の給料や報酬額は変わりません。
しかし、「好奇心」を持たずに、目の前の仕事ばかりこなしてしまうと、一生プログラマの仕事しかできない人になるのです。
「プログラマ一筋30年！」
というと、たしかに聞こえはいいかもしれません。
しかし、逆に言うと30年も経っているのに、プログラマとしてしか仕事できない、ということにもなります。
一方、「好奇心」をもって仕事した場合はどうでしょう？
以下のような『直接プログラムとは関係がない』ことに気付けるようになります。
・修正したはずのプログラムコードが反映されずバグ修正が無かったことになっている
・プログラムは修正されたがネットワークに問題があり、改善ポイントは別の部分にあった
・データベース容量の見積もりが甘く、キャパシティオーバーになってしまった
・優秀なプログラマが仕様どおりに最高の性能で仕上げたにも関わらずお客様が求めるものが全く違っていた
・アプリチームと運用チームの連携が取れていないことにより、システム稼働後にうまく業務が機能しなかった
・お客様のビジネス拡大が急すぎて計画当初とリリース前の乖離が大きく、リリース直後にすぐに変更が必要になってしまった
・経理部と営業部、生産部のシステムが独立しているため、データ連携する際の人的コスト（費用＆労働力）が多くかかりすぎている
はじめはただのプログラマだった私が、チームで仕事をする、プロジェクト全体で仕事をする、お客様の業務・ビジネスを活性化させるために仕事をするというように変化することができたのです。
それだけではありません。
立場が変わるたびに、自分の仕事以外の部分に対しても好奇心をもって
「なんでこうなるんだろう？」
「どうしたら良かったんだろう？」
「どうすればよいのだろう？」
と目線を変えて物事を考えられるようになりました。
そのおかげで自分の仕事の周囲にある問題点を知ることができ、それらの問題点に対しても自分なりの解決策を考えることができたのです。
もし、機会があれば発言して提案してみましょう
大切なのは、プロジェクトや自分の受け持つ仕事の中で、自分の仕事以外の部分（考えても仕方のない部分）に「好奇心」をもって、
「なんでこうなるんだろう？」
「どうしたら良かったのだろう？」
「よりよく業務が進行するためには、どうすればよいのだろう？」
という疑問を持ち続けること。そしてそれに自分なりに回答し続けていくことです。
さらに、前述のような発想ができるようになったら、積極的に発言してみましょう。
物怖じせずに周囲に伝えていくと、自分だけではなく周りの人の考え方を変えていくきっかけをつくることができます。
「なぜこのプロジェクトはこんなやりかたになってるんだろう？」
「なぜこんな形、色、仕組み、状態になってるんだろう？」
自分が思っているだけでは変えられないことが、発言することで修正されたり改善されたりすることがあります。
そうなると、周囲のあなたを見る目も変わります。目の前の仕事とは関係がないことに対しても意見を聞かれることもあるでしょう。
最初にやっていた自分の仕事が、プロジェクトのほんの一部であること。でもそこから好奇心に導かれ、プロジェクト全体を知り、やがて事業のこと、その業界全体のことを知るまでになっていくことでしょう。
仕事に最も必要なこと、フリーランスには絶対的に必要なもの
「こんなことに何の意味があるんだ」そんな気持ちがあったとしても、好奇心を持ってやっていけば将来につながっていくこと、理解してもらえたでしょうか。
サラリーマンなら会社が徐々に上の仕事へと勝手にシフトさせてくれます。
でもフリーランスは自分が意識しなければその場に留まったまま、一生を終えてしまいます。
たとえやりたくない仕事だったとしても、意識を広げながら自らを成長させていきましょう。
その原動力となるのが「好奇心」なのです。
本日の提案｜好奇心を持って仕事に取り組む！！
・身の回りにあるものに疑問や関心を持ちましょう
・フリーランスの人は現状維持だけを考えるのではなく、少しだけ面倒なことに目を向けてみましょう
・余裕やチャンスがあれば発言しましょう！提案してみましょう！
5つの行動指針
全体に関しては、以下の記事で紹介していますので、全体を知りたい方はぜひこちらもご覧ください！
わたしが大切にしている5つの行動指針
じゅんさん、あるいは当社に少しでも共感や「いいな」を持ってもらえたなら、一緒に仕事をしましょう！
随時メンバーも募集しています。
投稿者プロフィール
- プロジェクトファシリテーター
-
フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。
普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。
DX（デジタルトランスフォーメーション）が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。
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