会社を経営しながら最近著書も出版したoffice Root代表じゅんさん。
大量のマルチタスクをどうやってハンドリングしているの!?と私たちスタッフも不思議になるほどです。その秘密を探るために、じゅんさんのライフスタイル・ワーキングスタイルを深堀りしました。
(office Rootスタッフ)
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じゅんさんのとある1日を追ってみた
隙間時間を制する者は、マルチタスクを制す
スタッフ)
じゅんさんは最近、著書を出版されましたよね。会社を経営して日々大量のマルチタスクがある中で出版までするなんて、「一体じゅんさんはいつ寝ているんだろう・・」と気になっています。
じゅんさんの、1日の過ごし方を教えていただけますか?
じゅん)
まず始めに家族構成をお伝えすると、うちは私、妻、子2人(小学生、保育園生)の4人家族なんですね。自宅で仕事をする場合の1日の流れは、大体こんな感じです。
6:00 | 起床(朝ごはんは食べない派) |
7:00 | 保育園バスのお見送り |
8:00 | 小学校バスのお見送り |
9:00 | 協業パートナー候補者との面談準備 |
10:00~17:30 | 面談対応(7名)・合間にランチ・クライアントやチームからの相談対応 |
17:30 | 子どもたちのお迎え |
19:00 | 夕飯 |
20:00~23:00 | 家族と過ごしながらメール返信、事務作業、執筆など |
上記は在宅勤務の例ですが、週に2〜3日はお客様のプロジェクトサイトにいます。その日は1日プロジェクトの仕事に集中します。
スタッフ)
怒涛のスケジュールですね・・・。隙間時間をうまく活用されているのがよく分かります。お子さん達との時間もしっかり取られているんですね。
じゅん)
そうですね。夜は子どもたちにYoutubeを見てもらっている隙に、メールの返信などをしています(笑)。
プライベート充実の秘訣は、ルーティンのシステム化にあり
スタッフ)
プライベートとのバランスはどのように取っているのでしょうか?
じゅん)
家事分担については「誰が何をやる」というような特にルールは決めていません。「嫌なことはやらなくてもいい=出来る人・得意な人がやる」というのが、我が家の基本的なスタンスです。
もちろん料理や掃除が大好きなら率先してやりますが、私はそこまでではないので(笑)。世の中には便利なものがたくさんありますから、使わない手はありません!自分で料理もしますが、3ステップで出来る美味しくて便利なキットを有効活用しています。
また、基本的に自分でやりたくないことは全自動化しています。掃除、洗濯機、食洗器などは自動化して、その分自分の好きなこと、やりたいことをする時間を作っています。あと、我が家では私が命名した「お母さんシステム」というものが存在します。
スタッフ)
「お母さんシステム」・・・詳しくお願いします!
じゅん)
「お母さんがやってくれるようなことをシステム化する」ということです。朝は5時50分になると、自動的にカーテンが開いて朝日を浴びながら起きられる仕様にしています。朝すっきり目覚めることは、1日を快適に過ごすために重要ですからね。
夜は19時半になると、家中の電気が白からオレンジの照明に変わります。これは子どもたちに「そろそろ寝る準備だよ」と知らせる合図で、親が言わなくても子どもたちに寝る時間を意識してもらうための工夫です。
21時になると、アレクサが子どもたちに向かって「〇〇くん、そろそろ寝たほうがいいよ」と言うんです。子どもたちは親に言われるときよりも、楽しんで行動していますね。
親子だけだと対立関係になる場面もありますが、そこにアレクサが加わると横並びの関係ができるんです。大人にも子どもにも余裕が生まれているように感じますね。
じゅんさん流・楽しく働くマインドセット
ストレスフリーに働くためのコツって?
スタッフ)
心の余裕の有無は、仕事にも生活にも影響しますよね。じゅんさんは多忙ながらも楽しく、ストレスフリーに仕事をされているように見えます。そのコツを教えていただけますか?
じゅん)
1番のコツは、期待しないことです!イライラするときって、相手の行動と自分の期待値との間にズレが生じているからですよね。それなら、最初から期待しないことでイライラの原因をなくすようにしています。
ただ、相手との関係が近くなると私もどうしても期待してしまって、ストレスが溜まりやすくなることがあります。そのような状態に気づいたら、意識して初心に立ち返るようにしています。
スタッフ)
イライラの原因は、相手ではなく自分のマインドセットにあるという風に考えるんですね。
他にも、社会人が抱えがちなストレスや悩みの原因をいくつかピックアップしてみました。それぞれじゅんさん流の対応方法を教えていただけますか?
ケース1)職場に嫌な人がいる場合
じゅん)
これ、辛いですよね。よく分かります。何が辛いって、この「嫌いな人がいる問題」は自分だけじゃ解決できないんですよ。「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」とよく言いますが、本当にその通りなんです。
では、せめてプライベートではその人のことを考えずに過ごすにはどうすれば良いか考えましょう。
その相手が、次のどのカテゴリに入る人なのか考えてみて下さい。
①自分のことを(もしくは自分が)好きな人
②嫌いな人
③無関心な人
この中で、1番ダメなのはどのカテゴリの人でしょうか?
例えば、あなたがPMとしてプロジェクトに参画したとします。②の「嫌いな人」は、あなたのことを批判したり、突っかかってくる人かもしれません。
でも、その批判というのが実は、問題意識や当事者意識から来るものだとしたらどうでしょう?よく話してみたら、分かり合える相手なのかもしれません。私の経験上でも、敵だと思っていた相手が味方になってくれた例は多々あります。
また、「嫌い」の理由を突き詰めてみると、憧れの感情(=嫉妬)が根底にあるのかもしれません。いずれにしても、②の人は何らかの形であなたに影響を与える人なのです。
一方で、③の「無関心な人」はと言うと、あなたに意見を言ってくることもなければ、味方になることもありません。無関心なので、いてもいなくても変わらない存在ということです。
このように見方を変えると「②は③よりもマシ」という点で、嫌悪感も少し和らいでくる気がしませんか?もし味方にすることができれば、良い関係を構築できる可能性さえありますしね。
(でも、あなたに実害を与えるような「本気でヤバいやつ」からはすぐに逃げて下さい!)
ケース2)スキル不足で泣きたい場合
じゅん)
スキルというのは一気に身につくものではありません。スキル不足で泣きたくなってしまう主な原因は、
・タスクが明確でない
・達成しない=スキル不足だと思い込んでいる
ということが考えられます。
そんなときは、必要なスキルを要素分解して、ステップを明確にしてみましょう。
①全体像の把握・・・全体の構成を確認する
②要素分解・・・各構成要素の難易度、自分の理解度を把握する
③達成度理解・・・・0か100かで考えずに「どこまでできて、どこからできていないか」分析する
泣きたくなってしまう人は、③のステップで「100%達成していない=スキルがない」と思い込んでいませんか?100%に至らなかったとしても、成果が0%ということはないはずですよね。
がむしゃらに頑張っても辛くなるだけなので、一旦立ち止まって、今自分が何%できているのか俯瞰してみましょう。
ケース3)キャパオーバーの場合
じゅん)
キャパオーバーとは、本来やるべきことが目の前にあるのに「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ・・・」と頭の中で考えてしまい、結局「自分が今何をしてるか分からない」状態かと思います。
そんなときは、一旦手を止めて考えましょう。これは「メモの話」にも繋がりますが、ご自身で抱えているタスクを全て紙に書き出してみて下さい(これを伝えても書き出す人はなかなかいないんだよなぁ・・・)。
紙に全てのタスクを書き出してみると、「やらなくて良いこと」が可視化されます。
例えば、「あのニュースサイトをチェックしなければいけない」など、本来はやらなくても良いことを重要なタスクだと思い込んでいませんか?
私の場合は、頭の中で全てのタスクを「タイムマネジメントマトリックス」で分類することを基本としています。
https://timecrowd.net/blog/time_management_matrix/
「タイムマネジメントマトリックス」の具体的な活用方法は別の記事でご紹介したいと思いますが、「第一領域」と「第三領域」にタスクが集中しているのがキャパオーバーの状態です。第三領域に入るタスクというのは本来やらなくても良いことなので、この領域が一杯になっていたら優先順位を見直しましょう。
本来注力すべきは、「第二領域」です。第二領域に入るのは、重要度は高いけれど緊急度は低いタスクです。第二領域を放っておくと「第一領域(緊急度高・重要度高)」が一杯になって、キャパオーバーのリスクが高まります。
第二領域のタスクに注力している状態というのはつまり、将来への投資ができている状態と言えます。私が今回出版に至ったことも、思考の整理やアウトプットに注力できた結果だと思っています。
ケース4)暇でやることがない場合
「待ち」の時間、ありますよね。こんなときこそ、勉強しましょう!
ご自身の興味のあることでも良いですし、会社や業務の理解度を深めるための勉強なども後々役立つと思います。
例えば、会社のこれまでの成長曲線や決算書から売り上げの仮説を立ててみるのはどうでしょうか。周りの人間関係を整理してみるもの面白いですね。「この人のはどういう考えて仕事をしているのか?」と考えてみると、見え方が変わると思います。
参考までに、私が「待ち」の時間にやっていることを一部ご紹介します。
・提案内容の具体例をまとめる
・過去の事例を時系列でまとめる
・振り返りで必要になるデータを集めておく
・プロジェクト開始後に必要になることを前もって準備しておく
お気づきかもしれませんが、全てタイムマネジメントマトリックスの「第二領域」に該当します。
暇があるのは悪いことではありません。「良い時間が出来た」と考え方を変えて、ストレスにならない範囲で勉強や次のステップへの準備をしてみると良いと思います。暇に飽きたタイミングで、是非やってみて下さい。
まとめ|ピンときたものから、実践してみよう!
スタッフ)
じゅんさんの働き方は超人的なスキルを持った人にしかできないのでは?と思っていましたが、私にも真似できそうなことことがたくさんありました!皆さんも何かピンときたものがあれば、ぜひ実践してみて下さいね。
今回はあらためて、じゅんさんの行動指針(「好奇心の塊である」、「常に楽しむ」など)がマインドと行動に直結していることがよく分かりました。ブレない行動指針を持つことは、楽しくストレスフリーに成果を出し続ける秘訣なのかもしれません。
行動指針について気になる方は、以下の記事に詳しくまとめていますので、参考にしてください。
https://blog.office-root.com/about/code-of-conduct/
他にもじゅんさんに聞いてみたいことがあれば、リクエストお待ちしております!
リクエスト・お問い合わせはこちらから↓
https://www.office-root.com/contact/
投稿者プロフィール
- office Root 事務局のスタッフです。
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