デジタルトランスフォーメーションの7つの事例をこちらの記事で紹介しています

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)とは?

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)とは?

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デジタルトランスフォーメーション
(Digital Transformation:DX) とは

概念

われわれ人間の生活に、何らかの影響を与え、進化し続けるテクノロジーであり、その結果、人々の生活をより良い方向に変化させる

これは、2004年にスウェーデン ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したと言われています。

これだけを聞くとなんの事かよくわからないと思いますので、

企業におけるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)の定義

企業が第3のプラットフォーム技術を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデル、新しい関係を通じて価値を創出し、競争上の優位性を確立すること

こちらは、IDCと呼ばれるITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業が提唱している定義です。

即応力と破壊力を手に入れるためのデジタルトランスフォーメーション

企業は新しい製品やサービス、ビジネスモデルや価値を創造し他社よりも競争優位を確立するためにデジタルトランスフォーメーションを行う必要があります。
そのための流れを見ていきましょう。

投資と変革

企業がデジタルトランスフォーメーションを行うためには、大きく2つのことが必要となります。

  • 第3のプラットフォーム(クラウド・コンピューティング、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術、モビリティーなど)への投資
  • イノベーションアクセラレータ(Internet of Things(IoT)、AI(人工知能)、次世代セキュリティ、3Dプリンティング、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)など )による促進

第3のプラットフォームを活用して日々産まれるイノベーションアクセラレータを取り入れるために、投資を行い、企業内の変革が必要となります。

これはIT企業に限った話ではなく、むしろIT企業でない事業会社がより必要な内容となります。
IT投資にまわす比率を上げ、企業内への投資を増やしていく必要があります。

企業の成長

投資と変革が行われると、業務とITが適材適所でシームレスに連携する状態が出来上がります。

(そのための3つのフェーズはこちらの記事を参考にしてください。(準備中))

それによって、生産性が向上し、コストを大幅に削減し、納期を短縮するような仕組みを手に入れることで、ビジネスのスピードを加速させ、企業や商品・サービスの価値基準を転換させることで新ビジネスを創出させます。

この状態がデジタルトランスフォーメーションです。

即応力と破壊力を手に入れる!

デジタルトランスフォーメーションが進むと企業では素早い即応力と強力な破壊力を手にすることができます。
他社を寄せ付けない競争優位を確立しましょう。

即応力

不確実性の増大・スピードの加速、製品やサービスをジャスト・イン・タイムで提供できることでビジネス環境への対応が可能となる。

破壊力

常識や価値基準の転換により、生産性・価格・期間におけるこれまでの常識を覆すほどの競争優位を確立することができる。

人間と情報システムの関係性の変化

デジタルトランスフォーメーションが行われる前と後の人間と情報システムの関係性に関して見てみましょう。

これまでの人間と情報システムの関係性

これまでは人間が中心となって、まずは業務プロセスを最適化し、そのプロセスを情報システムが支援していました。
判断と意思決定は、人間の観察と経験値tに基づいて判断を行って意思決定を行っています。
これらのビジネスを最適化するには、人間が中心になっており、人間の制約が前提となっています。

これからの人間と情報システムの関係性

しかし、デジタルトランスフォーメーションが行われたこれからの人間と情報システムの関係性は、人間と機械(情報システム)が一体となり、業務とITが適材適所でシームレスに連携し、事業目的を達成することになります。
判断と意思決定は、データと機械学習に基づいて判断が自動的に行われます。
これらは、人間の制約を排除してビジネスの最適化が行われます。

人間の制約を排除するのであって、人間を排除するところではない部分に注意しましょう。

まとめ|デジタルトランスフォーメーション
(Digital Transformation:DX) とは

・デジタルトランスフォーメーションとは、企業が第3のプラットフォーム技術を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデル、新しい関係を通じて価値を創出し、競争上の優位性を確立すること

・業務とITが適材適所でシームレスに連携する状態をつくりビジネス環境へ対応できる即応力と、競争優位を確立する破壊力を手に入れること

・人間と情報システムの関係性がこれまでとは違った形に変化すること

デジタルトランスフォーメーションってなんでDXなの?

最後にちょっとしたことですが、デジタルトランスフォーメーションの略記って
なんで「DX」なの?
と気になったことはないでしょうか?

その答えは、

英語圏では“Trans”を“X”と略すことが多いから

と言われています。
少しだけスッキリしましたね!

なぜ企業はデジタルトランスフォーメーションを行わなければならないの?

この記事を読まれたかたの中にはデジタルトランスフォーメーションに関しては理解できたけど、そもそもなぜデジタルトランスフォーメーションをしなければならないの?と思ったかたもいらっしゃると思います。
その疑問に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

投稿者プロフィール

じゅん
じゅんプロジェクトファシリテーター
フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。

普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。

フリーランス協業パートナー(PMO、ITコンサルタント)を募集しています

CTA-IMAGE 弊社代表はフリーランスとして大手SIer、国内外大手コンサルティング会社とのプロジェクトを多数行ってまいりました。現在、お答えできないほどの支援依頼が来ている状態です。 そこで、お客様のプロジェクト推進を支援していただくために協業パートナーを募集中です。 当社に依頼のある案件は、コンサル案件、PM/PMO案件が中心です。(一部ITエンジニアリング案件もあり) DX、システム導入、BPRなどさまざまな目的のプロジェクトを成功に導くために適切に管理し、推進していくためにPMOとして支援していただきます。 単にプロジェクトメンバになるだけでなく、プロジェクト推進の中心的存在になり自ら推進していただきます。

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