デジタルトランスフォーメーションの7つの事例をこちらの記事で紹介しています

Google Workspaceがnotionを意識した大規模なアップデートを開始した理由を考える

Google Workspaceがnotionを意識した大規模なアップデートを開始した理由を考える

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【元ネタ】Google Workspaceがnotionを意識した大規模なアップデートを開始

https://lifehacking.jp/2021/05/google-smart-canvas/

上記は、2021/5/23にLifehacking.jpにて掲載されていた記事です。
弊社代表 じゅんさんとともに、Google Workspaceがnotionを意識した大規模なアップデートを開始した理由についてもう少し触れていきます。
(office Rootスタッフ)

なぜGoogleはNotionのような機能を追加するのか?

スタッフ)Notionというサービスにまだ聞き馴染みのない読者も多いと思うのですが、Googleすらも 意識するNotionとは一体どんなサービスなのでしょうか。

じゅん)
Notion(https://www.notion.so/)は2020年くらいから注目されていて、クラウドメモサービスのEvernoteと同じようにメモ機能がメインとなりますが、単にメモを取るという点にとどまらずに、

データベースのテーブルのような機能、
チケット管理ツールのようなプロジェクト管理機能、
複数人で共同編集できる機能、
公開設定をしてそのままWebサイトとして公開できる、

など、Evernoteのようなメモサービスにさまざまな機能が追加されたサービスとして注目されています。

現在は日本語化されておらず、英語のサービスということで抵抗があり使ったことが無いという方も多いとは思いますが、2021年中に日本語化される予定ということでさらに使いやすくなることが期待されています。


スタッフ)Notionは現在どんな形で使われることが多いのでしょうか。

じゅん)
前述した通りの使い方があげられますが、個人、チーム、企業ごとに分けて考えてみると以下のようになると思います。

個人・フリーランスの利用

個人での利用はToDo/タスク管理などがメインで、あとは、システム手帳の代わりになるという表現が良いです。

メモ代わりやカレンダーと同期してメモをとる、名刺や連絡先管理、ブックマーク管理など必要な情報を入れておくという使い方ができます。

チームでの利用

Notionでの一番のメリットはここかもしれません。

チケット管理/タスク管理、Wikiなどでナレッジ管理ができるという点です。

複数人で仕事をしたことがあるかたならわかると思いますが、誰かに依頼した仕事がどこまで終わっているか、あの仕事がどうなったのか、あの仕事はいつ着手しないといけないのか?、以前やったあの仕事ってどうやったんだっけ?という内容をチームで管理して割り振って仕事をこなしていくということが重要です。

そのなかで、タスクをチケット化して仕事をしていくことはチームで業務を行う上でものすごく便利です。

企業の利用

Webサイトとしてインターネット上に公開して活用する方法があります。

会社概要を掲載するコーポレートサイトや募集人材を掲載するリクルートサイト、提供サービスのよくある質問を掲載するといった使われ方をしています。

Webサイトを作ったことが無い人事部や営業部に所属している方やフリーランスでもWebサイトの作成はやったことのない方でも簡単にWebサイトを更新できるということから使われていることが多いです。

スタッフ)Googleは今回何を狙ってNotionに近づけようとしているのか、じゅんさんのご感想を聞かせて頂けないでしょうか。

じゅん)
新しく出てきた他社サービスの機能を自社に取り込むということは海外のサービスではよくあることです。
最近だと、Slackが出てきた時にMicrosoftのTeams、GoogleのChatがチャットサービスとして強化したり、リモートワークが進み、Zoomが注目されると、その機能をMicrosoftやGoogleがビデオ通話機能を強化したり、という具合です。

今回のGoogle Workspaceに追加されるNotionのような機能Smart Canvasも同じです。
狙いとしては、「ユーザーの囲い込み」にほかならないと思います。

Notionは他の様々なサービスを組み合わせて使うことで、同等の機能を使うことができます。しかし、いろいろなサービスを切り替えて使うのはめんどうなので、Notionを使えばいろんなサービスを使うこと無くNotion内で完結するというのが良い点です。

これをGoogleに置き換えてみたらどうでしょう?

Googleのアカウントはほとんどの人が持っていますし、Google Workspaceに関しては、グループウェアとしてすでに導入されているケースが多いです。
すでに導入していたり、使い勝手がわかっているサービスの中に、「Notionのような機能も使えます!」と言われたらどうでしょう?

たとえ無料版だとしても他のサービスを使う理由がありませんよね?そーいうことです。

ビデオ通話は Zoom
チャットは Slack
チケット管理は asana
スケジュール管理は Google

というように、バラバラに使っていている方は意外といるのではないでしょうか?いろんなツールがありすぎて混乱するよりは、Google Workspace内で全部できます。となる方がユーザーとしてもシンプルです。

ツールやサービスに興味がある私のような人や、さまざまな関係者とやり取りする方は別々のツールを使う機会が多いかと思いますが、ほとんどの場合は、ツール自体にあまり興味は無いはずです(笑)

弊社でもGoogle Workspaceは利用しているので、今回のNotionのような機能Smart Canvasが追加されるのは街道うしいです。特に、Googleのサービスの中には、チケット管理のような機能がなかったので今までは他のサービスで代替していました。これが使えるようになると、Google Workspace内でプロジェクト管理、チケット管理がしやすくなるので楽しみです。

投稿者プロフィール

じゅん
じゅんプロジェクトファシリテーター
フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。

普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。

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CTA-IMAGE 弊社代表はフリーランスとして大手SIer、国内外大手コンサルティング会社とのプロジェクトを多数行ってまいりました。現在、お答えできないほどの支援依頼が来ている状態です。 そこで、お客様のプロジェクト推進を支援していただくために協業パートナーを募集中です。 当社に依頼のある案件は、コンサル案件、PM/PMO案件が中心です。(一部ITエンジニアリング案件もあり) DX、システム導入、BPRなどさまざまな目的のプロジェクトを成功に導くために適切に管理し、推進していくためにPMOとして支援していただきます。 単にプロジェクトメンバになるだけでなく、プロジェクト推進の中心的存在になり自ら推進していただきます。

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