先日(2019/07/17)、Dell Technologies Cloud Executive Summit 2019に参加いたしました。
そのときのセミナー内容を紹介します。デジタルトランスフォーメーションの参考になれば嬉しいです。
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セッション概要
DX時代に求められるインフラとは? ~VMwareのマルチクラウド戦略~
DX時代には今まで以上にアプリケーションを中心とした最適なクラウド戦略が必要になります。
パブリッククラウドに100%移行しようと思っても、挫折をしたり予想以上にコストがかかっているという声を聞く一方で、今まで通りのオンプレ運用には危機感を抱いているIT部門も多い中、それを解決するDell Technologies としてのクラウド戦略、VMwareのクラウド戦略をお届けします。ヴイエムウェア株式会社
Dell Technologies Cloud Executive Summit 2019 ~『変革』の真髄~ より
社長室
Dell Synergy 技術部長
服部 寿明 氏
企業におけるDigital Transformationのパターン
VMwareが目指すVisionと提供するサービス
VMware cloud on Dell EMCのダッシュボード画面
ダッシュボード画面でロケーションごとに一括管理されているシステムの稼働状況を確認することができます
セッションを受けての感想
レガシーシステムのクラウド移行には活用できそう
VMwareは仮想化に強みを持っているので、例えば、自社で運用しているシステムのうち、ハードウェアの老朽化が問題となっており、保守切れになっていて、部品も製造されているかどうかわからないといったシステムを自社で運用しているとします。
このシステムを移行する際はハードウェアに加えてソフトウェア部分の考慮も必要です。この作業ができないからこそレガシーシステムと呼ばれて放置されてきたと思いますが、いよいよそうは言ってられずなんとかしなければならない場面でVMwareを使うことでソフトウェア部分をほとんど意識せずにクラウド環境に移行することができます。
クラウド移行することによってハードウェア老朽化による故障リスクから回避できます。その後にソフトウェア部分のマイグレーションを検討するという延命措置をとるのも一つの手です。
レガシーシステムに関してはこちらの記事を参照してください。
IT投資の経営判断に4つの投資タイプは活用できそう
ある程度のIT投資規模になってくるとDXを進める上で案件管理の観点が必要になってくる場面がでてきます。
IT投資をどの領域に多くかけているかを把握することは経営判断をする際にとても有効です。
DXだけでなく、IT投資は意識しないと目についたシステムへの投資や声の大きな部門に予算を優先的に割くといったことが起きるので現在どの領域に投資しているかは常に把握しておく必要があります。
社内の案件管理として把握する際にプロジェクトポートフォリオマネジメントという考え方が必要になります。
その際に今回紹介されている分類わけが参考になると感じました。
プロダクティビティゾーン
パフォーマンスゾーン
インキュベーションゾーン
トランスフォーメーションゾーン
日本の多くの企業はプロダクティビティゾーンへの投資比率が80%であるため、この領域から他の領域にシフトするための経営判断へ活用できそうだと感じました。自社のIT投資プロジェクトをどの領域に対して実施しているのかをマッピングしてみて全体俯瞰することをおすすめします。
まとめ
自社のシステムを仮想化したり、レガシーシステムを多く抱えている企業の場合はVMware社へ相談するのは良いと思います。
コスト面を考えるとある程度規模がないとコストメリットを得られませんので、そのあたりは見極めが必要です。
グローバル展開している企業で、各国でバラバラに管理している企業であれば相談する価値はあると思います。
自社だけでは難しいことをVMwareなどのITパートナーに相談しながらDXを進めることは大変有効です。
投稿者プロフィール
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フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。
普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。
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