デジタルトランスフォーメーションの7つの事例をこちらの記事で紹介しています

チームビルディングでファシリテーターである私が二番目に話すこと|ジョハリの窓

チームビルディングでファシリテーターである私が二番目に話すこと|ジョハリの窓

前回の記事では、さまざまな背景を持つ方々と仕事をする際の役立つツールとしてタックマンモデルを紹介しました。

プロジェクトが始まる前やキックオフの時に話すことが多いですが、実際は具体的にどうすればいいの?

となることが多いです。
そんな時にお話する内容を今日は紹介いたします。

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チームビルディングでファシリテーターである私が二番目に話すこと|ジョハリの窓

ジョハリの窓とは

ジョハリの窓(ジョハリのまど、英語: Johari window)とは自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。

1955年夏にアメリカにて催行された「グループ成長のためのラボラトリートレーニング」席上で、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham) が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」を後に「ジョハリの窓」と呼ぶようになった。

Wikipedia

ジョハリの窓を知って、行動を変える

これは全てに言えることですが、このような知識を知っただけでは意味がありません。

ふーん

で終わってしまっては意味がないのです。

相手の理解と自分の理解には違う部分があることを知ること

大きなポイントは、他人が知っている自分と、自分が知っている自分は必ずしも一致しないということを知ることが大切です。

それを知った上で、チームビルディングにおいてコミュニケーションをより深くするためには、大きく2つのポイントがあります。

自分をオープンにすること|秘密の窓を開く

まずは、相手(他人)に対して自分ができることです。

自分をオープンにすることで、相手に対して自分を知ってもらうことです。
なかなか他人に言いづらい、コンプレックスや過去の失敗などは、相手に深く理解してもらう良い内容です。

コンプレックスや過去の失敗は、誰しも他の人には言いたくないことだと思いますが、自身の中で話を整理し、過去の教訓として学びを得ている場合は、話してみると良いかもしれません。

かなり勇気のいることですが、思い切って話してみるとより深く相手とつながることができます。

必ずしもコンプレックスや失敗でなくても構いませんが、

自分がこのように仕事をするようになったのはこんな経緯があって・・・

などの話をするだけでも自分の事を知ってもらう良い機会になります。

他人のフィードバックをよく聴くこと|盲点の窓を開く

自分は知らないけど、他人が知っている領域です。
意外な長所や短所、思いがけないクセなどが該当します。

自分は良いと思っていても周りにはあまりウケが良くなかったり、話す時に鼻を触ってしまうクセなど、自分では気づいていないことって意外と多いと思います。
それを素直に受け止めることで、

「周りにはこう見えてるんだ」

と気づくことができます。
実際これは難しいです!

特にがむしゃらに頑張ってきて、技術や権力がある人ほど難しいです。
やっぱり自分が正しいとどこかで思いたくなるんですよね。

それが自分自身の支えのような部分もあるので。。。。

私の書いているこの文章やブログの内容も自分では良いと思っていても
読み手には分かりづらかったりすることってたくさんあります。

これを素直に受け止めるのは日々トレーニングです。

チームメンバ全員がそれぞれ理解を深める

このジョハリの窓は1:1のコミュニケーションにおける関係性を示した図です。

これをチームメンバー全員とそれぞれの関係性を結ぶ必要があります。
開放の窓の領域が広ければ広いほどチームはより機能していきます。
他人を尊重し、多様性を認めましょう。
相互に成長できるチームにしましょう。

注意!全てオープンにしなくても良いし、強制的でもない。

自分をオープンにすることは大切ですが、誰にでも「秘密の窓」は存在します。

もし、「私にはない!」という方がいらっしゃれば、
そのような方もいるということを認識できればよいと思います。

仕事を円滑に進めるために必要なことですので、
話す人が話したければ話せば良いと思いますが、

「俺が話したんだから、お前も話せ!」

というようなGive and Takeのようなやり取りは望ましくないですね。
この場合は、信頼関係がそもそもできていないので、
会話する以前の問題です。。。

ただ仕事をするだけではなく、様々な人の価値観を知ったり、理解することで自分も成長できる。

仕事はお金をもらうだけ。

そんなドライな考え方も一理あります。

しかし、せっかく仕事をするのであれば、
相手も自分も人間的に成長できる時間を過ごすことができたら嬉しいと思いませんか?

あなたの成長にもなるし、みんなの成長にもなる。単に仕事をこなすだけではなく、
せっかくなら成長できたほうがいいですよね!

将来やりたい目標や熱い想いって全員が全員持っているわけではないですよね。
多くの人が集まれば本当に多様なメンバがいます。

目標に向かってオラァ!!!!

っていい時はいいですけど、そんなの続かない場合があります。

それについていけない方でも、
身近なコミュニケーションで相手と自分の気付きがあるだけで
ちょっとした成長の積み重ねが毎日を楽しくすることができます。

少しでもいろんな方のお役に立てたら光栄です。

本日の提案

1.1:1のコミュニケーションには、ジョハリの窓という4つの窓が存在することを知っておきましょう。

2.自分をオープンにしてみましょう(言える範囲で!)

3.他人から受けたフィードバックを素直に受け止めてみましょう(言い返したい気持ちを抑えて!)

投稿者プロフィール

じゅん
じゅんプロジェクトファシリテーター
フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。

普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。

フリーランス協業パートナー(PMO、ITコンサルタント)を募集しています

CTA-IMAGE 弊社代表はフリーランスとして大手SIer、国内外大手コンサルティング会社とのプロジェクトを多数行ってまいりました。現在、お答えできないほどの支援依頼が来ている状態です。 そこで、お客様のプロジェクト推進を支援していただくために協業パートナーを募集中です。 当社に依頼のある案件は、コンサル案件、PM/PMO案件が中心です。(一部ITエンジニアリング案件もあり) DX、システム導入、BPRなどさまざまな目的のプロジェクトを成功に導くために適切に管理し、推進していくためにPMOとして支援していただきます。 単にプロジェクトメンバになるだけでなく、プロジェクト推進の中心的存在になり自ら推進していただきます。

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