こちらの記事で、AmazonWorkSpacesの話を書きましたが、これは、個人パソコンの話だけではなく、企業にとってもとてもメリットのある話であるということを書きたいと思います。
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中小企業こそクラウドデスクトップサービスを利用すべき6つの理由
- パソコンの準備が楽
- AmazonWorkSpacesにアクセスするパソコンは低額で用意できる
- AmazonWorkSpaces上で完結するからファイルが持ち出されることは無い
- パソコンを費用計上できる
- システムエンジニア不要|人件費を大幅に削減できる
- パソコンの中身やサーバのメンテナンスが不要
1.パソコンの準備が楽
新たに入社する社員・パートタイムや派遣社員が入社するたびに情報システム部の人はパソコンのキッティング作業(パソコンの設定作業)に追われていませんか?
もしくは、外部に委託していても依頼してから手元にパソコンが届くまで数営業日かかってしまい、入場者が先にオフィスに来てしまい、何日も仕事ができないという状態になっていませんか?
AmazonWorkSpacesなどのクラウドデスクトップサービスを使えば、管理コンソールと呼ばれる管理画面から予め決められたパソコン構成をコピーするだけで数分で構築できてしまいます。
100台単位であっても何時間もかかる話ではありません。
時間がかかったとしても従業員が作業するわけではなく、AmazonWorkSpaces側の時間がかかるだけです。
自社の従業員が何時間もパソコンのキッティング作業に追われる日々がなくなります。
2.AmazonWorkSpacesにアクセスするパソコンは低額で用意できる
chromebookなどのノートパソコンを使用すれば3万円程度で購入できてしまう
デスクトップパソコンであっても5万円くらいで用意できてしまう
デスクトップパソコンは弁当箱のようにコンパクトなものも多く存在します。
従業員が所有しているパソコンを持ち込んで使ってもらうという選択肢もあります
動作するWindowsはクラウド上にあるため、従業員の方が使用しているパソコンをそのまま使用してもらうという考えもあります。
極力コストを抑えたい場合はこのような選択肢もあると思います。
ただし、セキュリティリスクなどを気にする場合は、アクセスする端末を企業様側で用意するのが良いと思います。
3.AmazonWorkSpaces上で完結するからファイルが持ち出されることは無い
情報漏洩が気になる経営者も多いのではないでしょうか?
オフィスにパソコンがあったり、ノートパソコンを自宅に持ち帰ったりする場合、紛失したり、データを盗まれたり、と言った懸念点が出てくると思います。
こちらの記事で私の構成をご紹介したとおり、AmazonWorkSpacesでは、AWSのクラウド上でWindowsが動作し、その中でファイルが保存されます。
つまり、手元にある端末にはデータが保存されません。ですので、誤ってパソコンに保存してしまったということがなくなります。
従業員の方が意図せずにデータファイルを外部に持ち出すことはなくなります。
悪意を持った行為を防ぐには別の対策が必要
今回紹介した情報漏えいリスクに関しては、意図せずにファイルが漏洩することがない。
ということを書かせていただいています。
AWS上のWindowsから個人のクラウドストレージにアクセスして、データをコピーするなどは防げません。
しかし、これは悪意をもった人が行う行為です。これを防ぐには、別の仕組みを入れて対策を行う必要があります。
4.パソコンを費用計上できる
1台10万円以上もするパソコンを何十台も購入するとそれだけで、それぞれ資産計上することになりますよね?
さらに、高性能なパソコンであれば、1台100万円以上するものもあります。
サーバーと称して、オフィスに設置している企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
これらは資産計上され、減価償却の対象となります。
そうすると、財務諸表上の計算や資産管理の手間が発生してきます。
経営者様自身は気にしていない場合もあるかと思いますが、経理担当者様には負担となります。
AWSであれば、月額の費用として計上できるので、消耗品や備品の扱いで処理することができます。
5.システムエンジニア不要|人件費を大幅に削減できる
自社にパソコンメンテのエンジニアを雇う必要がありません。
パソコン周りの業務を兼務させている社員がいるのであれば、業務内容を大幅に削減できます。
また、パソコン業者とのやり取りの量も激減します。
わざわざオフィスに足を運んでもらって、何週にもわたって作業をして貰う必要はありません。
その分の時間と費用を削減することができます。
6.パソコンの中身やサーバのメンテナンスが不要
購入したパソコンやサーバーは長く使用していれば必ず故障します。
調子が悪くなったり、遅くなったりしたら都度、パソコン業者を呼んだり、社内のパソコンに詳しい人に見てもらったりしていると思います。
また、パソコンの性能は日々進化していて、買い替えたほうが良い場面もありますが、まだまだ使えると思い、何十年も同じパソコンを使用していませんでしょうか?
4年前のパソコンを使用して作業をしていると処理性能の遅さから作業効率が著しく落ちます。
時間的なロスが大きくなります。
AWSであれば性能を上げたく鳴ったら管理画面で変更すればよいので、ハードウェアの性能を気にする必要がありません。
常に最新のものを使用できると思っていただいて構いません。
また、機械自体の故障はほぼ皆無といっても良いと思います。
これはクラウドの運営側の話になるのですが、仮想デスクトップ事態は複数台のサーバーでバックアップを考慮しながら可動しています。
可動している機器が故障したとしても、すぐにバックアップ側が動作するようになっています。
ですので、利用者側は故障したことすら気づずに安定してパソコンを利用することができます。
本日の提案
以下のような企業様はAWSなどのクラウド環境の導入をお勧めします。
- 社員に一人一台パソコンを貸与するときに毎回毎回調達している
- パソコンのキッティング作業(設定作業)に一部の従業員の時間がさかれている。
これらの相談は、以下のような方々にお話していただくのが良いかと思います。
- お付き合いのあるシステム会社様
- お近くの商工会議所
- お知り合いの中小企業診断士、ITコーディネーター
システムに詳しいというだけでは、難しい場合もありますので、よくご相談されることをおすすめします。
上記のお知り合いがいらっしゃらない方は私あてにご相談ください
投稿者プロフィール
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フリーランスのITコンサルタント として、CIO代行サービスで多くの企業をサポートしています。
企業のIT戦略 立案・実行支援を行い、
ITを活用した情報システム の導入・マネジメント支援しています。
IT利活用 に関して気軽な相談から経営に関わる支援まで幅広く受け付けています。
普段私が仕事をする時にお客様やプロジェクトチームの方々に実際に話している内容をたくさんの方々に届けます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が好きすぎるので「DX王子」と呼ばれています。
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